2018年5月1日から、確定拠出年金制度の一部が改正されます。
確定拠出年金制度について、確定拠出年金における運用改善、中小企業向けの対策、確定拠出年金及び確定給付企業年金におけるポータビリティの拡充等が施行されます。
特に、中小企業向けの対策に関して概要は次のとおりです。
1.中小事業主掛金納付制度の創設(個人型年金関係)
企業年金を実施していない中小企業が、従業員の老後の所得確保に向けた支援を行うことができるよう、その従業員の掛金との合計がiDeCoの拠出限度額の範囲内(月額2.3万円相当)で、iDeCoに加入する従業員の掛金に追加して、事業主が掛金を拠出することができる。
2.簡易企業型年金の創設(企業型年金)
設立時に必要な書類等を削減して設立手続きを緩和するとともに、制度運営についても負担を少なくするなど、中小企業向けにシンプルな制度設計とした簡易企業型年金を創設
■確定拠出年金制度等の一部を改正する法律の主な概要(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192886.html